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2024年2月6日大分合同新聞にて掲載されました
ネット掲載記事
野球 元オリックスの大山さんがピッチング専門の塾
プロ野球オリックスで左の中継ぎ投手として活躍した大山暁史さん(35)=大分市在住=が、出身の別府市で中学生を対象にしたピッチング専門の野球塾を立ち上げた。プロの経験を生かし、個人の特徴に応じた身体の使い方や投球フォームなどを指導。「大分全体の野球を盛り上げていきたい」と張り切っている。
大山さんは青山高(現翔青高)2年時の2005年、夏の甲子園に出場。亜細亜大、社会人のセガサミーを経て13年のドラフトでオリックスから8位指名を受けた。
5年間プロのマウンドに登り、引退後の19年は同チームの打撃投手を務めた。その後は競技を離れていたが、地元に戻り、2年ほど前から別府市で活動するベゼルスポーツアカデミー(プロ育成野球専門学院)のコーチを務めている。「子どもの時から野球に携わり、プロにまでなることができた。地元のために何かできることはないか考えていた」と振り返る。
投手として活躍した経験や知識を伝えようと、昨年9月ごろから個人で中学生にピッチング指導を始めた。11月に野球好きの知人らと一般社団法人を立ち上げ、別府市の野口原ソフトボール場で週1~2回、同市や近郊の中学生たちに投球技術を教えている。鶴見台中2年の秋吉路加さん(14)は「球の伸びやフォームが良くなった。指導が分かりやすい」、別府北部中2年の福原颯音さん(14)は「肩周りの可動域が広がって投げやすくなった」と話す。
今後、大分市内で塾を開き、高校生にもアドバイスができるよう活動を広げていきたいという。大山さんは「上達する中で自主性を育んでいきたい。プロ選手になる子どもたちが出てくれたらうれしい」と夢を描いた。
2024年02月07日 更新